ラミーノーズテトラとは?
アマゾン川原産のカラシンです。
透明感のあるシルバーのボディに真っ赤な鼻先が美しい魚です。
学名は熱帯魚研究家のハイコブレハー氏にちなんでつけられました。
せると良いでしょう。飼育は容易で、エサは何でも良く食べます。
ラミーノーズテトラの飼育要件・水温・水質・餌
最大体長 → 5cm
温度 → 20~28度
水質 → 弱酸性~中性
餌 → 人工飼料、生餌
飼育難易度 → ★★☆☆☆
ラミーノーズテトラ飼育のポイントと混泳
ラミーノーズテトラの赤い鼻は健康状態のバロメーターとして確認することができます。
弱酸性の軟水で飼育し、状態が良いと真っ赤になります。
逆に元気がない、水温や水質が適切でない場合などには鼻先の赤色が薄くなります。
注意したいポイントは水温です。
水温の変化には少々弱い性質がありますので、水温維持はしっかりしましょう。
ラミーノーズテトラは水温が原因で白点病になりやすい傾向があります。
ラミーノーズテトラはよく群れるので水草水槽で群泳させると最高に美しく、カージナルテトラ
などの派手な魚との組み合わせは鉄板といえるでしょう。
性格は温和なので他種との混泳にも適します。
混泳に相性がいいのは、カージナルテトラ、グリーンネオンテトラ、アフリカンランプアイなどの
小型魚種が最適です。
ラミーノーズテトラの繁殖
飼育下での繁殖はたいへん難しく、一般的に不可能とされています。
ラミーノーズテトラの病気
◆白点病
【症状】 体やヒレに小さな白い斑点が付着し、放置しておくと体じゅうが斑点で覆われ、
それを取るように魚は体を壁や木にこすりつけます。
そのまま放置しておくと、魚は次第に衰弱していき、やがて死に至ります。
【原因】 イクチオフチリウスという繊毛虫が寄生することで発病します。
水温の低下などストレスがかかる環境で魚が衰弱した際にかかりやすい病気です。
【対策】 早期発見により完治できる病気です。
多めに水替えすることと、マカライトグリーンアグテンの投与を行います。
水温は30度にすることが望ましいですが、水槽の他の生体も考慮し、水温は26度以上
30度未満が良いです。
市販薬はマカライトグリーンアグテンを投与して下さい。
薬浴は隔離ではなく飼育水槽内で規定量を。2日後に水換えを行うというサイクルを
1~2週間繰り返します。
鷹の爪を水10Lに対して1本の割合で入れる「鷹の爪療法」もありますが推奨しません。
白点病の詳しい説明と治療方法の特設ページはこちらのリンクをご覧下さい。
◆カラムナリス(尾腐れ病、口腐れ病、エラ腐れ病)
【症状】 各ヒレが溶けるように徐々に消失してしまいます。
体に白カビのようなものが見られ、初期症状から他の場所に転移します。
水面に口を出し息苦しそうに泳ぐようになり、エラに症状が出ると酸欠となり死に至ります。
【原因】 フレキシバクター・カラムナリスという細菌に感染すると発病します。
水質が悪化していると菌が繁殖しやすくなります。
15~25度の水温でよく発生する病気で、感染力はきわめて強いです。
【対策】 伝染病なので早期発見が望ましいです。
水換えによる水質改善を最優先として考えます。
治療にはフラン剤系の治療薬が有効で、感染魚は隔離のうえ薬浴します。
それと並行して0.5~1%の塩浴も効果があります。
◆ネオン病
【病状】 タンパク質を分解する酵素を生産するため、尾ビレで繁殖した場合は腐っていく
ように見えます。体にツヤがなくなり、徐々に痩せて行きます。また、背ビレの一部から
出血を伴います。
水面に口を出し息苦しそうに泳ぐようになり、酸欠症状を示します。
群泳の環境下では単独でいることが多いのも特徴です。
【原因】 フレキシバクター・カラムナリスが魚の筋肉内で繁殖した為に起こります。
筋肉の薄い小型種に発生します。
【対策】 感染魚は隔離のうえ、市販の薬(グリーンFゴールドリキット、パラザンDなど)を
投与します。また、0.5%の塩浴も有効です。
ただし、この病気は筋肉中で細菌が繁殖するため、治療は困難で完治は難しいです。
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